大切なペットが亡くなってしまうと悲しみの中、気が動転し何をどうしていいのか分からなくなるのは当然の事と思われます。
気を落ち着かせ、今までの感謝の気持ちを込めて、天国へと旅立てるように準備をしてください。

最後だからこそ勤めなければならない役目が飼い主には残されています。
大切な家族が安らかに眠れるよう別れのセレモニーを執り行ってください。

臨終後、安らかな姿で安置してください。

犬や猫の死後硬直は、我々の予想より早く手足から腹部、頭部といった順序で広がっていきます。
遺体を放置しておくと、前・後肢がつっぱったまま硬直してしまい、棺に収まらなくなる可能性があります。
ペットがなくなられたら、前・後肢を胸の方へやさしく折り曲げてあげてください。

ご遺体を清めましょう

毛並みを整え、まぶたや口を閉じ尻尾を整えておきましょう。
お湯で湿らせた布などで、頭部、顔そして全身をやさしく拭き取ります。
ご遺体から体液が滲み出す場合がありますので、あらかじめシートを敷いて、口や肛門周辺をガーゼで拭き取ってください。
暑い季節は遺体の痛みが早い為、保冷剤をタオルにくるんで腹のあたりにあたるように一緒に入れます。
納棺後、バスタオルはビニール袋に入れ処分してください。

犬が死亡したときの手続き

犬が死亡した場合、保健所に鑑札及び狂犬病注射票を添え飼い犬登録の抹消手続きをする必要があります。
狂犬病にかかった犬、あるいはかかった疑いのある犬
またはこれらの犬にかまれた犬については保健所に引き渡さなければなりません。
血統書のある犬の場合は、登録団体にも連絡し所定の手続きを取ります。